株式会社 一柳アソシエイツ

一柳良雄の志         
失敗から、人はたくさんのものを学ぶ

 失敗から、人は多くを学ぶ。失敗しない人間は成長がない。とはいっても、失敗にも良い失敗と悪い失敗がある。
 悪い失敗とは、うそをついたり、人をだましたり、自分だけ良い目を見ようとしたりして、犯す失敗だ。これは、全然ダメ。自分自身の実にはならないし、そのような人間は、誰からも信用されなくなる。人は見ていないように見えても、見る目のある人は、必ずそのようなところを見ている。表面上は、取り繕えたとしても、そのような失敗は、自分自身で失敗の原因を、ちゃんと分析できないし、省みて学ぶべき教訓を体得しない。そして、またごまかしの手段をとってしまう。
 それに対して、良い失敗とは、みんなが納得するWIN-WINの理念に則り、一生懸命、自分ができることを、悩み苦しみながら、やった末に、ちょっとしたミスが大きな影響を与えてしまったとか、すこし時代を先取りしすぎていて、コケてしまった、というようなものだ。
 これは、考え抜いているから、なぜ失敗したのかが自分でもよくわかる。そして、それを実際に失敗するという痛みで、それが本当に体得できる。だから、それを糧に、次の一歩を踏み出せる。周囲の人も、本人の努力、誠実さは、よくわかっているから、その失敗の評価ではなく、その人自身の「人間力」を評価して、手を差し伸べる。
 失敗する痛みが、その人を成長させ、他人の痛みを理解できる、幅の広い人間となる。ビジネスの世界では、物事全てが思った通り進むわけではない。だからといって、失敗が怖いから、チャレンジしないというのは問題外。動かない限り、絶対に何も生じない。「大過なく」は、ゼロ。ここからは、何の経験知もない、使えない人間になってしまう。

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