大和総研副理事長の賀来景英氏を講師にお迎えし、『今年の経済・景気はどうなるのか?』をテーマに、講演を行いました。今年は本格的な回復を期待する見方が多いが、アメリカで前例を見ない大規模な経常赤字が生じている中、為替に関する国際協調の合意見通しが不透明なこと、国内では構造調整と不良債権問題の解決にまだ時間がかかること、とりわけ構造調整のコンセンサスが出来にくいことから、講師は慎重な立場を取っており、あまりに楽観論に立たずに「身を引き締めながら対応する年」と話されました。この後、出席者との間で、大局的な質疑応答が熱心に交わされました。
今回は、毎日新聞編集委員である岸井成格氏を講師にお迎えし、『政局をどう読むか』をテーマにした講演を行いました。岸井氏は、政治部記者として長年にわたり政治の世界を取材してきた政界の表裏に通じた第一人者で、現在はテレビ等でも幅広くご活躍されています。当特別講座には3回目のご登壇ですが、毎回、綿密な取材と大局観に裏打ちされた分かりやすいお話で、大変好評です。 今回は、最近10年間の政界の大きな変化(「革新」がなくなり、派閥機能が低下するなど)を説明した上で、先の自民党総裁選挙及び内閣改造の特色(・世代別フロントランナーで構成、・北朝鮮への明確なメッセージ、・憲法改正シフト)、更には野党の動きや総選挙の展望などをオフレコも含めて話されました。時局柄、出席者の関心も高く、講演後の質疑応答も活発でした。
今回は、毎日新聞社会部編集委員である斉藤正利氏を講師にお迎えし、『マスコミの目から見た企業(組織)の危機管理の具体的対応』をテーマにした講演をおこないました。斉藤氏は、長年にわたり社会部の敏腕記者として、危機に直面した企業・組織がその時どのような対応をしたか、その危機の発生した背景は何か、なぜ混乱が長引くことが多いのか、そこから何を学ぶべきか、等を多くの取材を通じて鋭く把握・分析してきたこの分野の第一人者です。 斉藤氏は危機管理の具体策として、経営トップは現場の「皮膚感覚」を持つことが重要で、そのためには日ごろから現場にマメに足を運ぶことや、組織内の風通しを良くして、特に耳障りな情報ほど速やかにトップの耳に届くような情報の一元化をしておくことなどをあげていました。また、報道機関への対応や組織内部における情報伝達については、タブー三原則として、「KICの法則(K=虚偽、I=隠蔽、C=遅延、はしないこと)」を末端まで徹底しておくことを勧めていました。 豊富な実例を交えながらの今回の講演は、報道機関の取材への対応法やその心得など「オフレコ」の内容も多く出席者の関心も高かったようで、講演後には出席者との間で熱心な質疑応答が交わされました。