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一流塾

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一流塾開塾にあたり

塩川正十郎

塩川正十郎いうまでも無く、教育改革は、国家百年の計であり、一国の行く末を左右する重要な政治的課題であることは歴史が証明しています。百五十年前のインドに独立運動を起こし、偉大な政治指導者であり宗 教家であったマハトマ・ガンジー翁も、為政者が犯してはならない七つの罪の中で、「人格なき教育」と「道徳なき商業」を説いています。他方、今日のわが国では、青少年から政、官、財界に至るまで、自らの都合しか省みない、いわば道徳的観念や倫理観の欠如に起因する罪や不祥事が頻繁にみられることは残念でなりません。こうした問題について教育、とりわけ「私塾」という立場から取り組んでいくことは、我々人生の経験者としての責務であり、喫緊の課題でもあるでしょう。こうした意味からも、この度「一流塾」が発足したことは誠に喜ばしく大きな期待をもっています。かつて、わが国では、「経済一流、政治三流」等と言われましたが、およそ、いつの時代にもリーダーに求められる資質の本質や基本的精神は大きく変わるものではありません。グローバルな視点から、「人間力」、「公の精神」、「全体最適対応力」を涵養せんとする本塾の趣旨に大いに賛同しています。

塾長の一柳君と私は同郷であり、高校の先輩、後輩の関係ですので若いときから良く知っています。霞ヶ関の高級官僚の地位を捨て、天下りをせず、単身一柳アソシエイツを立ち上げて8年間、その志と情熱はいささかも揺らぐことなく、多くの信頼出来る仲間に支えられ、年々、頼もしく成長を遂げています。 一流塾の最高峰の講師陣は、皆、その志、情熱、信頼、のネットワークで繋がった本物であり、経験豊かで人間力溢れる文字通り各界を代表する「人物」ばかりです。  当塾が、「教育」を通じて、多くの経営者の心に影響を与え、21世紀の日本経済の活性化と心豊かな社会の実現に貢献してことを祈念しています。 


塩川正十郎

元衆議院議員。1967年衆議院初当選以降、当選11回を果たす。内閣官房長官、運輸大臣、文部大臣、自治大臣、国家公安委員長等を歴任。2001年小泉内閣誕生と共に財務大臣に就任。2003年10月政界引退。勲一等旭日大綬章、東大阪名誉市民賞、フィリピン・日本友好賞、マレーシアより「タン・スリ」の称号を伴うパングリマ・セティア・マコタ勲章を受章。学校法人東洋大学総長。慶応義塾大学経済学部卒業。
著書:
『2020年日本のあり方 21世紀世代への7つの提言』 東洋経済新報社
『日本の心 塩川正十郎対談集』月刊「武道」編集部/編 日本武道館
『佳き凡人をめざせ』 生活情報センター

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