株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2018.11.19 更新

一流塾(第11期)第7回講義が行われました

第7回 2018年11月14日(水)
 第7回の一流塾は、講師に三枝 匡氏(㈱ミスミグループ本社シニアチェアマン・第2期創業者)をお迎えしました。講義は、『明日を担う経営者人材の条件-日本企業の強さ再構築をめざして-』と題して、三枝氏お一人にご担当いただきました。


 序盤では、経営者に求められる「フレームワーク」について講義いただきました。強い企業には必ず「フレームワーク」を生み出し、共有することに長けたリーダーがいることをご紹介いただき、リーダーの力量はフレームワークで決まるとご説明いただきました。
 続いて、「『日本の経営』の歴史観」と世界の事業革新のメガトレンド」についてお話しいただきました。1960年代から現在までの日米企業の凋落・復興の変遷や逆転の構図をお示しいただき、歴史から学ぶべき教訓と日本企業の課題を、強い危機感とともに語っていただきました。そのうえで、海外の経営者に負けない経営リテラシーを身に付けなければ、グローバルな競争には勝ち残れないことを強い口調で塾生に伝えられました。
 終盤では、「変革を成し遂げる智と力」と題して、業績が悪化する状況を打開し、厳しい市場環境の中でも成長し続けるよう組織を変革するための取り組みについてお話しいただきました。冒頭で紹介されたフレームワークの概念を、具体的にどのように活用するかをご説明いただき、塾生の理解が深まりました。講義の最後には、「論理」に支えられた経営を行い、そこに「情」を添えることが強いリーダーの道であるとの言葉で塾生を激励されました。
講師 三枝 匡 氏三枝氏講義風景
 
 講義の後には、一柳塾長がファシリテーターとなり、三枝氏と塾生とのディスカッションが行われました。塾生からは、自社で変革を推進するための具体的なポイントや三枝氏のご経験などについて、多数の質問があがり、三枝氏からは、ご自身のお考えに加え、問題の本質を問い直しながら塾生の理解を深めるよう促され、活発なディスカッションとなりました。
 塾生からは、「日本企業が米国企業に逆転された歴史の話は非常に衝撃的で、勉強不足に恥ずかしさを覚えた」、「どのセッションでも頭を思いっきり殴られたような衝撃を受けた」、「自分の経営リテラシーの低さを認識した」といった声があがりました。
三枝氏ディスカッション風景-02三枝氏ディスカッション風景-01
 
 講義後に行われた、塾生有志が塾長を囲んでの放談会では、緊張から解き放たれた塾生と塾長との交流が深夜まで続きました。
 なお今回塾生は、三枝氏の下記の必読書を事前学習し、事前課題レポートを提出して講義に参加しました。

『増補改訂版 V字回復の経営』 日本経済新聞出版社(2013年6月)
『ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ』日本経済新聞出版社(2016年9月)

 

【事務局長コメント】
一流塾第7回は、塾生達が楽しみにしていた、三枝先生の講義でした。先生に6時間ぶっ通しでご担当いただく、一流塾の名物講義の一つです。
事前に課題図書を精読し、事前課題レポートを提出して臨みましたが、やや緊張して臨まれた塾生も多いように思われました。経験に裏打ちされた先生の迫力ある講義に圧倒され、また、勉強不足を指摘されるなど、なかなか活発な発言が出てこない時間が続き、少し不安な気持ちで見守っていました。休憩時間に、事前課題に取り組んできたのだから自信を持って発言するよう発破をかけたところ、ようやく積極的に発言が出てきて、ディスカッションでは、時間が足りなくなるほど活発な議論となりました。わが子を見守る親のような気持ちで応援してしまいましたが、第7回も無事に終了し、塾生達もまた一つ成長したのではないかと、ホッと胸をなでおろしました。
放談会では、さすがにぐったりしている塾生もいましたが、講義の緊張が嘘のように塾生達は、塾長を囲んで大盛り上がりでした。