株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2019.02.19 更新

一流塾(第11期)第9回講義が行われました

第8回 2019年2月13日(水)
 第9回の一流塾では、講師に鈴木幸一氏(㈱インターネットイニシアティブ 代表取締役会長 兼 CEO)と、魚谷雅彦氏(㈱資生堂 代表取締役社長 兼 CEO)を、懇親会の特別ゲストに絹谷幸二氏(日本芸術院会員、画家(文化功労者))をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学総長)と一流塾顧問の渡邊五郎氏(元三井物産(株)副社長)にもご出席頂きました。


 第1部では、『ITと経営』と題して鈴木氏が講義を行いました。鈴木氏は、まず、米国が国防上の必要性から開発したインターネットを活用し、世界の覇権を握ろうとしてきた歴史について説明されました。一方日本では、ビジネス活用への理解が深まらず、グローバルスタンダードを握れなかったことを残念がると共に、この世界で大きく出遅れてしまったことを説明しました。日本がグローバルに勝負するには、痛みを伴う改革及びIT人材を育成する労働慣行の改革が必要だと強調されました。そのうえで、経営者としてどういう仕組みにすればITを活かせるかを考えることが重要であると指摘されました。塾生からは、「世界で戦ってきた起業家ならではの国家スケールでの大局観と周りの理解が得られない中で自分を信じて努力された点に感銘を受けた」、「壊す勇気を持たないと戦えないということを改めて痛感した」といった感想が寄せられました。
講師 鈴木 幸一 氏鈴木氏講義風景

 第2部では、『世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーを目指して』と題して魚谷氏が講義を行いました。魚谷氏は冒頭、資生堂の社長に就任の秘話とその際の覚悟をご披露いただきました。そして、現場の声を聞くことやお客様中心の発想、具体的なブランド戦略などを示しながら資生堂における改革についてご紹介いただきました。さらに、グローバルで勝つためには日本の良さを活かすこと、全ステークホルダーに価値創造する中長期視点での経営、ピープル・ファーストなどの経営思想をご説明いただき、人材育成投資へのコミットメントやボトムアップの経営改革、人の心を動かすLeadershipなどについてもご紹介いただきました。塾生からは、「現場主義で人の心を動かして、決めたことに突き進む、本物のリーダーシップに触れることができた」、「前向きでエネルギーに溢れたプレゼンに、いくつものヒントと元気をいただいた」といった声が上がりました。
魚谷氏講義風景講師 魚谷 雅彦 氏

 懇親会では、福川氏から乾杯のご挨拶をいただいた後、特別ゲストの絹谷氏が『色彩は人を元気にする』と題して、卓話を行いました。卓話では、動画を用いて自身の活動や作品を紹介された後、芸術の世界でも経営でも自分の分野に特化せずに広い視野を持って全体を俯瞰し、リスクマネジメントが大切だとのお考えを示され、最後には、愛のある絵が人々に感動を与えて好まれる、会社でも愛のある経営を、と締めくくられました。その後の懇親会では、各テーブルで講師と塾生との交流が続きました。
 懇親会後の塾生有志による塾長を囲む放談会では、裃を脱いだ交流で深夜まで大いに盛り上がりました。
福川・渡邊 顧問特別ゲスト 絹谷 幸二 氏

 

【事務局長コメント】
第9回ともなると、塾生達もすっかり打ち解け、講義前には卒塾後の連絡先を交換するなど和やかな雰囲気となります。毎月の例会が無くなることを惜しむ声も聞こえてきます。
今回も一流の講師陣に加え、放談会に内閣府の官僚の方をスペシャルゲストとしてお招きし、日本経済の現状と課題についてお話しいただくと共に、塾生と熱い議論を交わしていただきました。
講義での質問や懇親会での議論でもそうでしたが、塾生達は一流の講師・ゲストに対して、臆することなく各自の考えや疑問をぶつける姿が目立ち、ここまでの一流塾で鍛えられた成果の表れかなと感じます。
次回はいよいよ卒塾式です。卒塾式では、塾生に1分間スピーチの課題が課せられています。入塾時・合宿時・忘年会と何度もスピーチを行ってきましたが、そのたびごとに塾長の求めるハードルは高くなります。忘年会でOB生から賞賛を受けた第11期生達ですが、1年間の成果が楽しみです!