株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2019.09.18 更新

一流塾(第12期)第5回講義が行われました

第5回 2019年9月12日(木)
 第5回の一流塾は、講師に三枝 匡氏(㈱ミスミグループ本社シニアチェアマン・第2期創業者)をお迎えしました。講義は、『明日を担う経営者人材の条件-日本企業の強さ再構築をめざして-』と題して、三枝氏お一人にご担当いただきました。


 序盤では、経営者に求められる「フレームワーク」について講義いただきました。この中では、日本企業の徹底した現状認識が欠けている状況を解説していただき、リーダーにはその複雑な状況に対応するためのシンプルなフレームワークとそれに則った戦略・組織構造の構築が求められる点を解説いただきました。リーダーは闇雲に取り組むのではなく、まずフレームワークを構築し、それを事象に照らしどうなのか整理し考えていくことが求められ、このようなフレームワークの引き出しが多い人ほど成長を続けることができると図解で分かりやすくご説明いただきました。
 続いて、「世界の事業革新のメガトレンド」と題して卓越した視点で1960年代から始まった日米企業のシーソーゲームの構図と、その後の日本の衰退の背景や原因について解説いただき、そのような歴史的教訓を抽象化・論理化してこなかった日本の経営者は海外の経営者に負けない、より強い経営リテラシーを身に付けなければ、グローバルな競争には勝ち残れないという厳しい現実を塾生に伝えられました。
 終盤では、「変革を成し遂げる智と力」と題して、冒頭で紹介されたフレームワークをプラットフォームとして、それに戦略を結合させることで競争力を生み出すことをお示しいただきました。歴史の教訓から、組織規模よりも手に負える大きさ「Small is beautiful」の組織設計、そして強力なトップダウンによる「改革の連鎖」を追求する事で組織を骨太にすること、および能力ある者を「死の谷」に送り込むことで変革の原動力が生まれること、商売の基本サイクルとなる創る→作る→売るを早く回す これらにより、業績悪化の状況を打開し、日本企業を元気にするという三枝先生が導きだされたお考えをお話いただきました。
 講義はご自身が経験した変革の事例などを用いながら解説いただいたため、塾生の理解が大いに深まりました。講義の最後には、経営リテラシーである「論理」に支えられた経営を行い、そこに「情」を添えることが強いリーダーの道であるとの言葉で塾生を激励されました。
 塾生からは、「自ら死の谷に向かっていくだけの理論と実践力を持ち合わせており、新たな生命を産み出してきたことに大変感銘を受けた。」「提示されたフレームワークやメインストーリーは普遍性があり、様々な業種や場面で活用できると思います。」といった声があがりました。
2019.09.12講義風景①2019.09.12講師三枝氏①

 講義の終盤にはディスカッションコーナーを設け、塾生から沢山の質問を丁寧にお答えいただき塾生もとても参考になったと話していました。
 講義後に行われた、塾生有志が塾長を囲んでの放談会では、三枝先生の授業の偉大さを悟るとともに今回もスペシャルゲストをお迎えし、緊張から解き放たれた塾生と塾長との交流が深夜まで続きました。
2019.09.12講師三枝②2019.09.12講義風景②
 

【事務局長コメント】
一流塾第5回は、一流塾の名物講義の一つ三枝先生の講義でした。
塾生は、事前課題レポートに取り組んで講義に臨みました。当日は、いつもと違う空気感で皆やや緊張気味。先生の迫力ある講義にはじめは圧倒されていた塾生でしたが、それでも何とか三枝先生の講義に喰らいつこうという姿勢が事務局まで伝わってきました。最後は、皆来年も来たい!リベンジしたいと意気込んでいました。
放談会では、ハードな講義でぐったりしているかと思いきや、開放感からか皆、饒舌で塾長を囲んで大盛り上がりでした。