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2012年1月12日 第64回一柳アソシエイツ特別講座を開催しました
2012年最初の特別講座は、政策研究大学院大学 教授の大田弘子氏を講師にお招きし、「日本の経済・世界の経済をどう見るか」と題して講演頂きました。
一柳の友人でもある大田氏は、安倍・福田両内閣のもとで経済財政政策担当大臣を務められ、現在も専門の財政・経済政策で鋭い分析による明快な発言をされ、テレビなどマスメディアの場でも活躍されています。
大田氏は、まず2012年の世界経済の動向について、その行方の大きな鍵を握っているユーロ危機の背景について分りやすく解説されるとともに、それ以外の不安要因として、先進国の景気回復の遅れや新興国の成長減速に加え、資源価格・食糧価格の高騰や大統領選挙による政治面の混乱の可能性などが及ぼす影響についても注視していく必要があると述べられました。
また、2012年の日本経済は、①大震災からの復興、②TPPの交渉開始といったグローバル化、③世界最速の高齢化、という3つの課題に挑戦しなければならない。そのためにも、復興需要を成長への突破口へとして活かすとともに、グローバル経済に生きる覚悟(FTA・TPP・農業改革)やサービス産業の生産性向上、人生90年を前提とした働き方の見直しや持続可能な社会保障制度への改革といった点が必要であると述べられました。今の日本に足りないものは5年や10年先を見通した戦略であり、この閉塞感を打破し成長できる経済にしていくためのリソースは十分にあるので、政府には是非リーダーシップを十分に発揮してもらいたい、という叱咤激励の言葉で講演を締めくくりました。
大田氏の政策現場での豊富な経験に裏打ちされた分りやすく熱く鋭い語り口に出席者は聞き入り、講演後の質疑応答では、国家としての中長期的な戦略は今どうなっているのか?あるべき論としては改革を実行しなければならないことが随分前から言われているのに何故日本は変われないのか?どうやったら変えて行くことができるのか?実現可能ですぐにでも改革が必要なのはどんな分野か?等、活発な議論が行われ、大いに盛り上がりました。
- 2012年1月12日

