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特別講座

2012年2月7日 第65回一柳アソシエイツ特別講座を開催しました

今回は、東京大学名誉教授で工学博士の月尾嘉男氏を講師にお招きし、「ガラパゴス日本からの脱却」と題して講演頂きました。
一柳は、月尾氏の多方面にわたるチャレンジ精神に大いに刺激を受け、尊敬している先輩です。

月尾氏は、まず多彩なデータに基づいて世界の中の日本の地位が長期低落傾向にある姿を詳しく説明されました。
その拠ってきたる原因として「過剰適合の悲劇」を挙げております。
即ち、140年前の明治維新からの日本は、中央集権、東京一極集中や工業生産等々による大量生産⇒大量流通⇒大量消費という「画一の支配」の徹底により、近時のバブル期まで連戦連勝を遂げました。

 

その後の潮流の激変としての、
「増大から減少」=人口減少や経済のピークアウト或いは三大都市圏への人口流入の停滞、

「モノから情報へ」=サービス産業従事者3割から7割へ或いは生活重視の国民感覚、
「開発から回復へ」=開発により破壊した自然を元に戻す動き、
「官公から民間へ」=NPO法人の増加、
等について具体的な事例を示し、これらの変化に上手く適合できずにきたことが低迷の原因であると説明されました。

 

ガラパゴス状態の日本をどのように転換するかについて、知力や文化力が溢れる魅力ある国を目指したいと述べました。そのために、地域毎の独自の戦略をとる道州制もその具体策であると説明されました。

 

講演後の質疑応答も活発に行われ、変革は地方からの地域主権を興し、若い人は権威を覆し、情報はマスメディアに依存しないでグローバルに情報ソースを多様化すべきとのアドバイスを頂きました。
出席者からは、日頃目先の事柄につい追われているが、月尾氏の多方面な長期的視点からの指摘に目からうろこが落ちる思いだとのコメントを多く頂きました。

 

 

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