株式会社 一柳アソシエイツ

特別講座

2017.11.24 更新

第93回一柳アソシエイツ特別講座を開催しました。

2017年11月22日 第93回一柳アソシエイツ特別講座を開催しました。

平沢 勝栄 氏

平沢 勝栄 氏

 今回の特別講座は、衆議院議員の平沢勝栄氏をお迎えし、
「今日の政治―表と裏」と題してご講演をいただきました。
 平沢議員は、1968年東京大学(法)を卒業、警察庁に入庁し、後藤田正晴内閣官房長官秘書官、警察庁長官官房審議官、防衛庁長官官房審議官などを経て退官、1996年の衆議院議員総選挙に自民党公認で東京17区から出馬し、初当選。その後、自民党が厳しい情勢の時も、小選挙区で連続8回当選、総務大臣政務官、内閣府副大臣、自民党広報本部長などを歴任、政策通であるとともに、地元事情にも通じたベテラン議員として活躍しています。学生時代に安倍総理大臣の家庭教師を務めたことでも知られていますが、テレビなどマスメディアにも数多く登場している、自民党を代表する論客の一人です。一柳とは、官僚時代から公私ともに長い付き合いで、先般、一柳のテレビにも出演してもらい、
≪日本の未来≫について語り合いました。

 平沢議員は、冒頭、大学生時代、小学生であった安倍総理大臣の家庭教師をするに至った経緯をユーモアたっぷりに話されて、一気に聴講者の心をつかみました。そして、官僚及び政治家としての長い経験を踏まえて、現在の政治状況、政治家のあり方などについての持論を、”平沢節”で熱く語りました。

 中曽根内閣の後藤田正晴内閣長官に秘書官として仕えたときのエピソードとして、中曽根総理大臣が自分とは必ずしも意見を同じくしない後藤田氏を内閣官房長官に登用したのは、①役人を使いこなせること、②自分に意見を言ってくれること、③大きな危機にうまく対応してくれること、を挙げたとされ、結果として内閣を支える名官房長官と評価されたことを目のあたりにして、大きな影響を受けたと話されました。
 また、「選挙には絶対に強い」とされる平沢議員から、「選挙は本当に厳しい。当選したその時から、次の選挙活動が始まる」、そのためには、日ごろから地元にしっかり根を下ろすことであり、具体的な取り組みを披露されました。
 そのうえで、国会議員は、切磋琢磨して、国益、国民の生活を守る政治を実施することの必要性を強調されました。また、政権が安定することが、外交にとっても重要であることも、事例を挙げながら説明されました。
 これに関連して、最近の新聞・テレビなどのマスコミが、議員本来の活動にあまり目を向けず、それ以外のことを糾弾するような風潮が強まり、本来なら「8勝7敗でも政治家としての実績があれば評価すべきところを、14勝1敗でも許さない」というムードとなっていることに懸念を示されました。
≪政治家は、厳しい選挙で鍛えられる≫という英国のサッチャー元首相の言葉を紹介されたのが、印象的でした。

 会場からの質問に答える形で、「日本外交の問題」や「現行選挙制度の課題」、「派閥の意義」、「国会議員と官僚との関係」などについても、率直なご意見を披歴され、聴講者から「とにかくわかりやすくて面白い」などと、大変ご好評をいただきました。
2017.11.22講義風景-022017.11.22講義風景-01