開塾にあたり
多くの人と和をなして己の業をなし、後年振り返って一流塾の1年が己の生きる道を知らしめ、生涯の友人を作れた場所であったと満足してもらうことを願っています。
塾で何を学ぶかは、皆さん自身の心の中にあるでしょう。塾長や講師らから外形的に学ぶよりは、講義の中に自らの身体を投擲し、自ら考え、反芻してその舞台の上で自分が演じる世界を作り上げてください。いや更に、自ら発想し発言し行動することを通して、本当の社会での生き方を学んで頂きたいと思います。
時代は常に短期的な激変を繰り返すものですが、今日ほど大きなうねりを伴った革命的変動は数百年に一度あるかどうか分からないぐらいかと思います。
戦後80年、世界の秩序・倫理・ルールを構築し管理してきたのは米国でした。その背景にはピューリタニズムという宗教的思想があり、平等で自由で真摯な労働が生み出す価値を多としてきました。
行政・立法・司法の独立は新教の基幹でした。充実した教育力、産業力そして武力を背景として、ジャングルの掟ではなく、法の定めによる秩序の維持に誇りを持ってきました。
しかし、社会の複雑化と産業競争力の劣化に反比例するような個人企業による生成AIや宇宙産業などの異常な技術革新の進化と大きな国家財政負担の重圧は、米国を利己的孤立国家へ変転させています。
多分この大河の流れは方向を変えることもなく、世界中が放任された異常な技術力の拡大と弱肉強食のジャングルの掟の時代が続くことになります。正解は誰も持ち合わせていません。
皆さんはこの新しいディメンジョンをどう生き抜いていきますか。
塾長が標榜する「人間力の構築」を達成するために、お互い侃々諤々論じ合い、励まし合って「誇り高き自助の世界」を作りましょう。
天は自ら助くる者しか助けてくれないのです。
一流塾は、有為な人材の集う場です。
共に学び、共に成長し、日本力を高めることができる最適な場なのです。