一志会 2010年10月に発足した限定メンバーによる
新しい形のコミュニティ

「一志会」第58回の例会が開催されました。

2020.09.04 更新

嶋津 昭 氏

 一志会は、「公の精神」のもとに積極的に社会的責任を果たそうとの想いを共有する大企業経営幹部の「コミュニティー」ですが、8月27日に、コロナウイルス対策に万全を期して、従来とは大きく異なるやり方で、第58回例会を開催しました。
 ゲストとして嶋津昭氏(前公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長、現一般財団法人地方自治研究機構会長)をお迎えして、「ラグビーワールドカップ2019TM日本大会 大会報告」と題したご講話をいただきました。

 嶋津氏は、1943年生、1967年東京大学法学部卒業、自治省に入省。財政局長等を経て総務省 事務次官を歴任。2002年、退官後、全国知事会事務総長、地域総合整備財団理事長を経て、2014年ラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長に就任され、大会を成功させて、2020年に現職就任。一柳とは、役人時代からの友人で、今も、「日本の未来」をテーマに、酒を飲む仲です。

  嶋津氏は、世界的スポーツイベントである『ラグビーワールドカップ2019™日本大会』開催のために様々な人材で構成される事務局の総責任者として、円滑な大会運営とラグビーを通じた国際交流の深化をめざして腐心され、ご承知のように日本チームの活躍もあり、一大ブームを招来する大成功を収められました。

 当日は、冒頭に、日本大会のダイジェスト版映像が映写されて1年前の熱気が会場内に満ちたところから、嶋津氏の講話が始まりました。 『ラグビーワールドカップ』は、夏季オリンピック、FIFAワールドカップとともに、 世界3大スポーツイベントとされ、4年毎、夏季オリンピックの前年に開催される ラグビーの世界王者決定戦で、世界的に人気の高い大会です。そして、『ラグビーワールドカップ2019』は、世界から選ばれた強豪 20チームが参加、東京・横浜をはじめとし日本全国 12都市で、昨年9月20日から11月2日までの7週間にわたり、アジアで初めての大会として開催されましたが、開催都市の選定やチケット販売の裏側や、大会期間中に襲われた台風19号へのむつかしい対応などのご苦労などを交えながら、話されました。日本のラグビーは、それまでは野球やサッカーに比べて必ずしも人気の高いスポーツではなかったが、様々な企業・マスコミ・地域関係者などが協力してくれたことで、国民の関心が高まり、大会を盛り上げることに成功し、世界からは「2035年に(日本で)またお会いしましょう」という声が上がるほどに高く評価されたことを紹介されました。また、経済効果として、当初予想(3,000億円)を大きく上回る6,464億円に上ったこと、大会としても黒字を確保できたことで、後進の育成環境整備への足がかりができたことも報告されました。最後に、①新秩父宮ラグビー場の建設、②全国各地のラグビー場整備、ラグビーの普及・発展の取組み、③世界レベルで強くなるための取組み、を期待すると、話を結ばれました。 質疑では、地域での普及・発展のための取組み方法、企業スポーツとプロ・スポーツの関係等 について、率直なコメントをされ、会員の皆さんもスポーツの効用に関心を深めていました。

田中氏         安藤氏

 この後、今回、会員を交代する田中・JFEホールディングス専務執行役員と後任の安藤武彦・ JFEスチール常務執行役員が挨拶し、続いて今回初参加の川崎浩太郎・ハウス食品グループ本社取締役、嶋田泰夫・阪急電鉄取締役から挨拶がありました。
 さらに、勤務先が変更となった菊池・DBJアセットマネジメント代表取締役会長、杉山・SEN マーケテイング事務所代表、西本・広栄化学工業代表取締役社長が抱負を語られました。
 この後、品川・レシップホールディングス取締役、土本・平和不動産代表取締役社長、佐渡・ KPMGコンサルティング執行役員、田上・日本信号業務執行理事からも近況報告が行われました。
 交流時間も足りないほどの盛り上がりの中、予定の時刻を迎えて、余韻を残しながら、閉会となりました。

一覧へ戻る