一流塾(第17期)第2回が行われました
2024.05.16 更新
第2回 2024年5月14日(火)
第2回の一流塾が開催されました。講師には吉田真貴子氏( (一財)全国地域情報化推進協会 理事長、元総理大臣秘書官(安倍内閣)、元総務省大臣官房長、元総務審議官(国際担当)、元内閣広報官)と、大山健太郎氏(アイリスグループ会長、アイリスオーヤマ㈱ 代表取締役会長)を、懇親会の特別ゲストには平沢 勝栄氏(衆議院議員、元復興大臣)をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学総長)と、同じく特別顧問の斉藤惇氏(㈱KKRジャパン 会長、前(一社)日本プロ野球コミッショナー、元㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役)、顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役、元㈱LIXILグループ執行役副社長)、同じく顧問の白石真澄氏(ビューティ&ウェルネス専門職大学 理事長補佐、関西大学名誉教授)と吉田真貴子氏、大山健太郎氏も講義から引き続きご出席いただきました。
第1部では、『人財投資とDXで成長を目指す』と題して吉田氏が講義を行いました。
ご自身が官僚として安倍政権下で推進された女性活躍推進政策について詳しく説明していただきました。女性活躍推進法の制定により、女性の就業を促進するため保育所の整備、育児休業制度の改善、管理職への女性登用などの具体的な施策が講じられ、一定の成果が見られているが、非正規雇用の女性が多いこと、賃金格差の存在など、課題も残されていることが指摘されました。次にAIやデジタル化の進展に伴う課題と対応策についてご説明され、AIの活用により生産性向上が期待される一方で、雇用への影響や個人情報保護、倫理的課題などへの対応が必要とされていて、AIを活用する際は、著作権や個人情報保護に配慮することが必要で、国際的な議論と連携を通じてルール作りを行うことが大切と述べられました。塾生からは「女性活躍に対する課題を改めて実感すると共に、その潜在力への可能性について気付かされました。また、地政学上の日本がおかれている国防上の厳しさという思想・観点については一度も考えたことがなく、新たな視野が広がった感じがします」。などの意見が上がりました。
懇親会では、一柳塾長による開会の挨拶ならびに福川氏による乾杯の後、特別ゲストの平沢氏から『政治家人生を振り返って』と題して卓話を頂きました。政治家としての経歴と拉致問題への取り組みや、北朝鮮関連のエピソード、政界の人間関係についてもお話しされ、高齢議員の問題についても年齢と能力の関係、若手議員の登用などについて自身の見解を示してくださいました。塾生からは「政治の現場での判断や苦悩、私たちには知り得ない政治家の方々の姿をお聞きできたことは感銘を受けました」。などの意見があがりました。
卓話の後、特別顧問の斉藤氏と同じく特別顧問の福川氏、顧問の八木氏、同じく顧問の白石氏から塾生に向けて時勢を踏まえた迫力あるお言葉を頂戴しました。また、前回欠席の塾生による1分間スピーチ、卒塾生の組織「一流塾士会」の内村氏から塾生へ激励の言葉をいただき、その後は各班に先生が分かれ塾生と懇親を行っていただきました。塾生も先生方の貴重なお話を聞こうと身を乗り出して沢山の質問をしていました。
懇親会後、塾長を囲む放談会では、塾長とスペシャルゲストと有志の塾生で裃を脱いだ交流を行いました 。
【事務局長コメント】第17期一流塾第2回を開催しました。初めての講義に塾生は期待に胸を躍らせながらの参加です。素晴らしい講師、ゲストの先生のお話に感激。懇親会からご参加の一流塾特別顧問、顧問の先生方のお話も学びの多いものでした。放談会もサプライズゲストが登場して大盛り上がり、同期の仲も深まっている様子で、7月の合宿が楽しみです。