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  1. 一流塾
  2. 一柳の想い
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  5. 年間プログラム
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  7. 開催レポート
  8. 一流塾のOB生の特徴

一流塾(第18期)第4回合宿が行われました

2025.07.14 更新

第4回 2025年7月11日(金)・7月12日(土)

【ワイナリーの景色】

 第4回の一流塾は、都心からわずか一時間、見渡すかぎり緑が一面に広がり非日常を味わえる「中伊豆ワイナリーヒルズ」にて合宿研修を行いました。講師には一柳塾長と木村皓一氏(一流塾顧問、(株)ミキハウス 代表取締役社長)、懇親会の特別ゲストには白石真澄氏(関西大学名誉教授)をお迎えしました。また、懇親会には一流塾特別顧問の斉藤惇氏(㈱KKRジャパン会長)、一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役)にもご出席頂きました。

【講師 一柳塾長】

 第1部では、『ベンチャー政治家 田中角榮論』と題して、一柳塾長が講義を行いました。田中角榮先生が通産大臣時代に自身が大臣秘書として側近だからこそ知りえたエピソードと共に、なぜ今なお政治家として高く評価されているのかという理由と、「人を巻き込む力」について、塾長の分析を交えた上でわかりやすくご講義いただきました。講義では当時、角榮先生がよくお使いになった言葉から自ら学ばれたことを、普遍的な教訓として5つの言葉(「異なる三点から情報を取れ」や「まず、自分のアンサーを持て」など)を具体的に塾長の言葉で更にわかりやすくご説明頂きました。更に、角榮先生が44歳で大蔵大臣になったとき、当初反目する官僚を僅か2か月で魅了し味方に付けたことなどを例に出しながら、角榮先生の優れた人脈作りとその秘訣をまとめた「角榮流 人脈作り10カ条」をご披露頂きました。また、失敗からの学びとして、日本とアメリカで失敗に対する考え方の違いを動画で紹介いただきました。塾生からは、「田中角榮先生の考え方や行動、特に未来志向のビジョン、決断し、実行し、責任をとる姿勢や、官僚を引き付ける人間力はまさに経営者に求められるものだと感じました。」「田中角榮先生という人物を通じて、塾長がおっしゃられる人間力について理解が深まりました。」といった声があがりました。

【講師 木村氏】

 第2部では、木村氏が『誇りの持てる企業文化を』と題して講義を行いました。木村先生の創業時からの付加価値を意識した「いいものを高く売る」ものづくりを基礎としたブランド戦略を貫く経営方針や、お客様への感謝の気持ちを忘れず、常に前を向いて努力し続けることの大切さなどを塾生にお伝えいただきました。また、自社の利益だけではなく、子供達の目標や夢を持たせるための教育活動、子育て支援、スポーツ振興、障がい者支援など、世界を目指す若い力をサポートするという社会貢献活動とともに、オリンピックなどの国際大会での日本選手の活躍を支援する取り組みもご紹介されました。塾生からは、「木村先生の人間力とお人柄の魅力に触れ、それがいかに周囲の方々に良い影響を与えていらっしゃるかを、実際に肌で感じることができました。」、「理念を掲げ、それを具現化するためにとことん努力し、ケチらず挑戦し続ける姿勢がひしひしと伝わってきました。」といった声があがりました。

【記念写真】(6/25発売の塾長を描いた本「リーダーよ、アホであれ」を全員で持って撮影)
【特別ゲスト 白石氏】

 懇親会は、一柳塾長による開会の挨拶の後、斉藤氏より乾杯の発声を頂きました。斉藤氏による乾杯に続き、特別ゲストで、関西大学名誉教授の白石氏から『アンコンシャス・バイアス ~見えない偏見を打破する~』と題して卓話を頂きました。卓話では、アンコンシャス・バイアスとは、自分自身は気づいていない「ものの見方やとらえ方の歪みや偏り」のことであり、人の集合体である企業組織にも様々なアンコンシャス・バイアスが存在することや、アンコンシャス・バイアスにどのような対策を講じるべきかを、分かりやすくお話しくださいました。塾生からも「性別や属性に関わらず、誰もが無意識の偏見を持つ可能性があり、常に自分を見つめ直す必要があると感じました。」、「アンコンシャスバイアスによって、自己主張が苦手な少数派が排除されやすく、本来優秀な人材の活躍が阻まれているという点は経営者として改めて深く反省すべきテーマだと感じました。」などの意見があがりました。

 卓話後、一流塾特別顧問の斉藤氏、一流塾顧問の八木氏より講話を頂戴しました。塾生からは、「斉藤先生のお言葉の世の中の大転換期については、先行き不透明ではあるものの、しっかりと情報を受け取っていくお話は、非常に参考になりました」、「八木先生からあった、GDPだけで成長を測ることの不十分さの理論はとても説得力があり、自分に不足していた視点でもあったため、目が覚めたような感覚を持ちました。」といった声が上がりました。
 その後、塾生による1分間スピーチではウィットに富んだスピーチが披露され、会場は大いに盛り上がり、優秀者には塾長と先生方から素敵なプレゼントが贈呈されました。

【懇親会風景】

 懇親会の後は、一柳塾長と講師陣を囲んで二次会を行いました。一同、まじめな話から柔らかい話まで、ラフな格好で裃を脱いだ交流を通じて親睦を一層深めました。

【二次会風景】

 翌朝は、塾長と塾生有志によるワイナリー見学を行いました。ガイドの方からはワインの製造工程について丁寧な説明があり、また施設には丹精込めて作られたワインの試飲コーナーなどもあって、塾生からも大変好評でした。

【ワイナリー見学】
【ワイナリー施設見学の模様】(最後は『一柳良雄が問う 日本の未来』のタイトルコールでポーズ!!)

【事務局長コメント】
一流塾 第18期 第4回は合宿研修です。今年も修善寺で開催しました。晴れていれば富士山が一望できる中伊豆ワイナリー。当日は厚い雲に覆われていたものの雨は落ちず、むしろ蒸し暑さを吹き飛ばすほどの塾生の熱気が終始会場を包み込みました。講義・懇親会はもちろん、夜遅くまで続いた先生とのディスカッションタイムでは、先生方が一人ひとりに丁寧なアドバイスをくださり、塾生たちは時間を忘れて対話に没頭。翌朝は塾長先導のワイナリー見学を実施し、雲の切れ間からうっすら姿を見せた富士山に歓声が上がる場面もありました。
「非日常の環境で濃い時間を過ごせました! 二次会も大盛り上がりで同期・先輩との距離が一気に縮まりました。運営のみなさま、ありがとうございます!」といった感想が相次ぎ、事務局一同、疲れも吹き飛びました。
8月は一流塾も夏休みとなります。9月に、さらに絆を深め成長した18期生に再会できることを心より楽しみにしています。

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