一流塾(第18期)第7回が行われました
2025.11.12 更新
第7回 2025年11月11日(火)

第7回の一流塾では、講師に冨田哲郎氏(東日本旅客鉄道㈱ 相談役)と斉藤惇氏( 一流塾顧問、㈱KKRジャパン会長)を、懇親会の特別ゲストには西村康稔氏(衆議院議員 元経済産業大臣)をお迎えしました。また、懇親会には、一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役)、同じく一流塾顧問の白石真澄氏(関西大学名誉教授)もご出席頂きました。

第1部では、『これからの企業経営』と題して冨田氏より講義をいただきました。講義では、これまでの経営を振り返ってターニングポイントとなった出来事とそれを乗り越えるために必要だった力をお話頂きました。そして、現在の日本経済の状況を踏まえ、これからの企業経営の方向性を示して頂きました。さらに、会社として、女性の活躍推進、育児支援、部門間連携の促進、地域活性化、海外への事業展開の重要性や、具体的な取り組みについてご紹介頂きました。塾生からは、「社員の発意や創意を引き出し活かすこと、エンゲージメントを高めることの重要性を再確認いたしました。社員のやる気と能力を引き出す環境整備は、これからの経営の大きなテーマだと感じます。」「国有鉄道から民間に変換していく、激動の時代だったかと思いますが、従業員が頑張っているとのコメントがあり、現場の重要性を実感致しました。」といったコメントが寄せられました。

第2部では、『競争力を生み出す経営』と題して斉藤氏が講義を行いました。まずは、「情熱(パッション)」「常に一番を意識した競争」「財務知識と分析の手法」について、実際の経験を踏まえた具体的事例を交えてお話頂きました。次に、日本が諸外国と比べ劣っている部分にフォーカスし、今後あるべき姿を示して頂きました。最後に、コーポレートガバナンスの観点から企業がどうあるべきかをお話されました。塾生からは、「成功や物事を成し遂げるためには、お話にあった『強い信念』と、それを支える『徹底した実行』が不可欠なセットであると強く感じました。」「財務・戦略・現場のバランスをどう取るか、そしてそれをどう経営判断に活かしていくかという視座を学ぶことができました。」といったコメントが寄せられました。




懇親会では、一柳塾長による開会の挨拶の後、特別顧問の斉藤惇氏による乾杯の発声を頂きました。斉藤惇氏による乾杯に続き、特別ゲストの西村氏から『トランプ・高市時代の日本経済の道行き』と題して卓話を頂きました。安倍総理時代に諸外国の首脳が来日された際のエピソードを踏まえ、関係性を築くことの重要性を示して頂き、現在の政権における方向性や重要施策への取り組み状況をお話し頂きました。塾生も熱心に聞き入り、「普段なかなか聞く機会のない政治の舞台裏についてのお話は非常に興味深く、とりわけ安倍元首相のリーダーシップや外交にまつわるエピソードは印象的で、大変貴重な時間となりました。」「AI活用に触れられた際に、どう使いこなすかと併せて人間力で切り拓いていくことの重要性を直接語りかけていただいたことが大変印象に残った。」といったコメントが寄せられ、大変好評でした。

卓話の後、顧問の八木氏、白石氏より塾生への激励を交えたお言葉を頂戴しました。塾生からは、「八木先生のお話の中で、企業経営において最も重要なのは人的資本であるという点が特に印象に残りました。正解のない不確実な時代だからこそ、人の心に火をつけるような、周囲を動かすリーダーシップがますます重要になっていると強く感じます。」「白石先生の講義を拝聴し、日本の住居問題について今後さらに詳細に調査したいという関心が深まりました。関心の高いテーマなので、都市の住宅政策や空き家対策について深く掘り下げていきたいと考えています。」という声が寄せられました。

また、一流塾卒塾生の組織「一流塾志会」より、副会長の山本ひとみ氏(株式会社ANA総合研究所 常勤顧問、一流塾第9期生)、さらに卒塾生の田中秀史氏(株式会社菓匠三全 代表取締役社長、一流塾第16期生)も参加され、先生方を囲む懇親会は大変盛り上がりました。


懇親会後、少人数で開催した塾長を囲む放談会では、特別なゲストをお迎えして今まさにホットな話題で盛り上がり、ゲスト・塾生の交流はタイムリミットまで続きました。

【事務局長コメント】
第18期一流塾・第7回例会が盛況のうちに行われました。講義後は質問が次々と飛び交い、講師の先生方が丁寧にお答えくださいました。第二講義には特別顧問の斉藤先生が登壇され、多くの卒塾生も聴講に駆けつけ、大変な注目を集めました。
懇親会では先生方のお話が弾む中、JR東日本の卒塾生が用意してくださったお弁当や、卒塾生がJR東とのコラボ菓子のプレゼントといったサプライズで、塾生たちは感動の連続。放談会もゲストを迎えて盛り上がりました。
次回は1月の例会。その前に12月には現役・卒塾生の合同忘年会を予定しています。ぜひお楽しみに!