一流塾

  1. 一流塾
  2. 一柳の想い
  3. 開塾にあたって
  4. 概要・特徴・成果
  5. 年間プログラム
  6. 講師陣
  7. 開催レポート
  8. 一流塾のOB生の特徴

一流塾(第13期)第1回オリエンテーション・第2回講義が行われました

2020.05.19 更新

第1回・2回2020年5月14日(木):第13期 一流塾 第1回・第2回 2020年5月14日に第13期の一流塾が開塾しました。コロナの影響により開塾式は延期とし、第1回オリエンテーションと第2回一流塾を政府の感染拡大防止策に沿い三密を避ける形で、ライブ配信と会場参加のハイブリット方式で執り行いました。13期塾生は、「チャレンジ精神を持った起業家」、「2世・3世の後継者」、「大企業の経営幹部」の三種混合の計44名(平均年齢45.6歳)、業種、規模、地域が異なる様々な企業から志の高い経営者や経営幹部が集いました。そのうち、女性塾生は過去最多に並ぶ10名です。 第2回の一流塾では、講師に一柳良雄塾長(㈱一柳アソシエイツ 代表取締役&CEO)と大西洋氏(日本空港ビルデング㈱ 取締役副社長、㈱羽田未来総合研究所 代表取締役社長執行役員、元㈱三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長)を、特別ゲストには中須賀真一氏(東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授)をお迎えしました。

第1部では、一柳塾長から開塾の挨拶に続き、「出でよ、志ある経営者たち」と題して講話を頂きました。冒頭では、「ホンモノの講師陣(ホンモノテイスト)に触れ、違いの分かる人になってほしい、視野を広げ、信頼できる志ある仲間を作り、人間力をつけてほしい」と語りかけました。「コロナにはわからないことが沢山あります。この時をチャンスと捉えていってほしい。アフターコロナでは新しい時代に変わった形で受け継がれて行くと思います。そのことを絶えず問題視しながら、夢、目標、強い「こうなりたい」という気持ちを持って、行動し、失敗しながら学んでいってほしい」と塾生への期待と激励をお話し頂きました。

第2部では、『元気と知恵の経営』と題して、一柳塾長が講義を行いました。官僚を辞めてベンチャーを起ち上げた頃の修羅場体験と学びについてお話しいただき、「時代は大きく変化している。日本は現在の世界の時価総額のトップ10にも入っていない、更にコロナで加速しています。アフターコロナではどうなっているか、コロナとは共存していかなくてはならない。皆さん自身が先を読み、仮説を考え、軸をもって一歩前に進んでいってほしい。」とお話しされ、「基本は三方よしであり、特に世間よしが大事で、綺麗な花を咲かせるには良い土を作らなくてはならない。良い土とは人間では目に見えない要素即ち人間力がとても大事になってきます。過去の延長線に答えはない、自分で見つけ出して作るしかない。先がよめない時代には物事を見るときの経営上の視点として「二項動態」を全体最適の視点でみることとと、「多長本動」という4つのモノの見方が役に立つ」と話されました。そして、「厳しい現状も、チャンスと思っていくこと。ベンチャー企業が大企業に勝つためには、スピード、ハングリー精神、そして失うものがないという事」と、お示しくださり、他の人が真似出来ないような付加価値をつけ、成長市場を取り込むことが大切とお話しくださりました。取り組みとして、相互理解を得るコミュニケーション能力が大事であると具体例を挙げて説明されました。終盤には、リーダーが共通する3つの要素として、「夢とビジョン」、「知恵と頑張り」、「人間力を高めること」が必要であるとお伝えいただき、そして最後に「一度限りの人生です。成功の反対はNo actionであり、失敗から学び、肩書を捨て自分の名前で仕事をしていってほしい。」と塾生を鼓舞されました。

 第3部では、大西氏より、『将来の顧客を見極める経営』と題して講義をいただきました。 冒頭ではご自身の経歴と、百貨店の社長を退任された当時のお話を語っていただきました。「日本の大企業のトップの方々全てが人間力を持っている方ばかりではないが、一流塾の講師の先生方や一柳塾長は人間力がある」とお話しいただきました。そして自らが培ったマインドとして「視野と人脈を広げること」「徹底した顧客主義、それは現場の声であり、現場主義」「トライ&エラーで改革・イノベーションを起こしていくこと」とお話しされ、「経営者として大切なことは人材とマーケティングであり、強い現場力が必要で、そこからイノベーションが生みだされていく」とお示しくださいました。更に「このような時代だからこそ、ビジネスリーダーとしてアート・マインドが、クオリティーの高い意思決定をするために不可欠であり、経営者として現状の延長線にないミライを見極め判断していく、そのためには個人も組織に埋没しないように変わることが大切」とのお話を頂きました。  

懇親会も通常の円卓での飲食を交えた交流を変更し、三密を避けたスクール形式での講義を行いました。  一柳塾長による開会の挨拶の後、特別ゲストで、超小型衛星の第一人者の中須賀氏から『超小型衛星による新しい宇宙利用とビジネスの可能性』と題して卓話を頂きました。超小型衛星の特徴や開発の歴史などを具体的にご説明頂きながら、そのビジネスの可能性の広がりと将来性をご紹介頂きました。衛星活動を通して感じたこととして、問題解決力を鍛えることが大切で、人生は問題解決の連続であり、何としてでも解決しようとする姿勢、強いモチベーションを与えていくことがとても有効であるとご説明され、塾生も熱心に聞き入り、新しいビジネスへの関心が生まれ、夢と情熱の大切さ、そして問題解決力をつける重要性を実感したと大変好評でした 。

【事務局長コメント】 いよいよ第13期がスタートしました。政府の緊急事態宣言で4月の開催を見送り、今回はライブ配信で三密を避けてのオリエンテーションと講義(会場参加者を12名)が始まりました。事務局は初めてのライブ配信に緊張しておりましたが、塾長は「皆さん聞こえてますか」と、かなりライブ配信を楽しんでいる様子。さすがホンモノです。オンライン受講者からも、会場の臨場感が伝わってきました。次回は是非会場に行きたいです。との感想が寄せられ、とりあえず無事に終われたことと、ご協力いただいた幣社特別顧問の先生、OB生の方々に感謝申し上げます。一日も早くコロナが終息し、13期生全員がホンモノテイストに直接触れられる日が来るのが待ちどおしいです。

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