一流塾

  1. 一流塾
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  3. 開塾にあたって
  4. 概要・特徴・成果
  5. 年間プログラム
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  7. 開催レポート
  8. 一流塾のOB生の特徴

一流塾(第13期)第3回講義が行われました

2020.06.19 更新

第3回  2020年6月16日(火)第13期

第3回の一流塾では、講師に丹羽宇一郎氏((公社)日本中国友好協会会長、伊藤忠商事㈱名誉理事、元中国大使)と、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所顧問、東洋大学総長、元通商産業事務次官)を、懇親会の特別ゲストには、武田信二氏(㈱東京放送ホールディングス 取締役会長)をお迎えしました。 第1部では、『激変する世界情勢と日本のこれから』と題して丹羽氏が講義を行いました。講義の冒頭、まず「ウィルスってなんだ?」「コロナってなんだ?」「ウィルスには良いウィルスもある。他人の言うことをすぐ信用して、だまされて生きていくのですか?」「なぜマスクが必要なのか?考えていますか?」と塾生に問いかけました。 丹羽氏は自分自身で絶えず考えていくことの重要性を述べられ、そして「考えているからモノを掴むことができる。コロナは神の啓示である」「ポストコロナの経済の一つは中国であり、中国と日本の過去の歴史もあるが、国境を越える信頼できる人を獲得できれば商売は必ず成功する、Withコロナ、With Chinese」とコロナ禍を踏まえた経営者としての心構えをお示しくださりました。次にコロナによってサプライチェーン、デマンドチェーンが崩壊し、グローバル企業が衰退する中での日本でのAIの重要性を説明され、最後は「今後日本はAIを使って国境を越えた事業をやるべきだ。」と講義を締めくくられました。塾生からは「自分の頭でしっかり考える、常に考えることは改めて重要なことだと認識することが出来た。」「AIの重要性は周知の事実ではあるが、特に強調されているところに大きなヒントをいただいた。」といった感想が寄せられました。

福川伸次講師

第2部では、『日本は令和の時代をどう生きるか-危機に向かう地球社会、日本の対応の途を探る-』と題して福川氏が講義を行いました。冒頭、東京大空襲で焼け野原になった当時のお話を交え、戦後の復興から、経済成長期を経て、なぜ現在の停滞過程に陥ったのかを的確に指摘されました。福川氏ならではのご経験や卓越した情報収集力を活かした多角的分析に基づき、世界の中での日本の立ち位置をわかりやすくご説明いただきました。また、日本の競争力の低下を明確に示しながら、グローバリズムの進化とイノベーションの展開の重要さをお伝え頂きました。最後には、仕事をする上で大切なのは一段上の立場になって考えること、まず未来志向で先を見て考えること、加えて地球規模で考えていくことが大切、と締めくくられました。塾生からは「自分が思っていた以上に日本の競争力が低下している事実に不安を覚えました。」「世界経済の見通しやGDPシェアの推移等データで示していただいたので客観的に日本の立ち位置がわかって良かったです。」といった声が上がりました。

特別ゲスト武田信二氏
福川氏の乾杯のあいさつ

懇親会では、一柳塾長による開会の挨拶ならびに福川氏による乾杯の後、特別ゲストの武田氏から『メディアの力と限界』と題して卓話を頂きました。武田氏からは、インターネットによるメディア業界の大きな環境変化についてご紹介頂き、そのうえで、コロナの影響で日本全国の127の民放の合併の加速などメディアの今後について、普段私たちがなかなか聞けないお話を軽妙な語り口でわかりやすくお話しくださり、塾生からも「とても分かりやすく、興味深かった。もっとお話を伺いたかった。」などの感想が寄せられました。

【事務局長コメント】 一流塾第3回目、今回もコロナの影響でオンラインと会場出席での開催となりましたが、前回より会場も2倍の広さとし、ソーシャルディスタンスを守りながら30名が会場出席されました。皆さんからは「やっぱり直接講義を受けられて感動した」「臨場感がある」などの声が聞かれました。コロナの影響で交流にも不自由さが出てしまいますが、新しい塾の形を私達事務局も模索中です。13期生は行きたい、聞きたいと強く思ってくださっているので、むしろ他の期よりも深い同期の繋がりができるかも・・・と思っています。いよいよ次回は合宿です。新しい様式で盛り上がりたいと思います。

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