一流塾

  1. 一流塾
  2. 一柳の想い
  3. 開塾にあたって
  4. 概要・特徴・成果
  5. 年間プログラム
  6. 講師陣
  7. 開催レポート
  8. 一流塾のOB生の特徴

一流塾(第13期)第4回 合宿・開塾式が行われました

2020.07.21 更新

第4回 2020年7月10日(金)・7月11日(土)

今年の第4回一流塾は例年と異なり、コロナ禍最中での開催となったことから、都内にて政府の感染拡大防止策に沿った形で合宿研修を行いました。講師に一柳塾長と木村皓一氏(㈱ミキハウス 代表取締役社長)、懇親会の特別ゲストには白石真澄氏(関西大学 政策創造学部 教授)、黒田麻衣子氏(㈱東横イン 取締役代表執行役社長)をお迎えしました。また講義と懇親会の合間には4月から延期となっていた開塾式も執り行われ、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学総長、元通商産業事務次官)と、一流塾顧問の渡邊五郎氏(元三井物産㈱ 副社長)、同じく顧問の牧野明次氏(岩谷産業㈱ 代表取締役会長兼CEO)にもご出席頂きました。

【一柳塾長】

第1部では、『ベンチャー政治家 田中角榮論』と題して、一柳塾長が講義を行いました。一柳塾長は、田中角榮先生が通産大臣時の大臣秘書を務めていた経験から、なぜ今なお政治家として高く評価されているのかという理由と、側近だからこそ知りえたエピソードや他人を引きるつける魅力についてご自身の分析を交えた上でわかりやすくご講義いただきました。一柳塾長が、エリート官僚のポストを捨て天下りをせず、日本を良くしたいとの強い思いから起業したのが54歳。奇しくも角榮先生が総理大臣になられた歳と同じというところも深い縁を感じます。講義では当時、角榮先生がよくお使いになった言葉から自ら学ばれたことを教訓5カ条としてお話し頂きました。「異なる三点から情報を取れ」や「まず、自分のアンサーを持て」「支えてくれている人への感謝とおもいやり」など、教訓5カ条を塾長の言葉で更にわかりやすく具体的にご説明頂きました。更に、角榮先生が大蔵大臣になったとき、当初反目する官僚を僅か2か月で魅了し味方に付けたことなどを例に出しながら、角榮先生の優れた人脈作りとその秘訣をまとめた「角榮流 人脈作り10カ条」をご披露頂きました。塾生からは、「オンラインではなく、初めて塾長の話を生で聞き、そのパワー、空気感を感じることが出来ました。話に引き込まれました。」「人脈作り10か条、本日から実践したいと思います。」といった声があがりました。

【木村講師】

第2部では、木村氏が『誇りの持てる企業文化を』と題して講義を行いました。講義の冒頭、スポーツ支援の映像を流され、自社の利益だけではないスポーツ支援など若い人をサポートする社会貢献活動をご紹介され、木村氏の社創業時のご苦労と、ターゲットを絞ってその当時世間にないことをやること、アイデアと実行力を持つことの大切さを塾生にお伝えいただきました。また、若き塾生に向け「感性が大事」「コロナ自粛で落ち込む雰囲気の中、自ら盛り上げていく事が大事」「譲ってはいけないものがある」との激励の言葉もいただきました。塾生からは、「会社を一からここまで大きくした本物の経営者のお話を聞けた感じがした。『感性が大事』という言葉は、今後自分の意思決定にも活かしていきたい。」「木村先生の明るさ、考え方は経営者として大変素晴らしいと思いました。」といった声があがりました。

【ご登壇の先生方】

講義後の開塾式では福川氏から、アメリカが1930年代に世界一の大国の座をイギリスから譲り受けたにもかかわらず、グローバルな「公共財」(経済援助、国際金融制度など)を提供することに失敗し、それがウォール街の大暴落から世界恐慌、ひいては第2次世界大戦へとつながり国際的なシステムの崩壊を起こした、所謂「キンドルバーガーの罠」を例に挙げ、「「一流塾の罠」にならないように、リーダーシップをとっていってほしい」とお話しされ、コロナで大変な時期だが一流塾の機会を活用し新しい時代をひらくように頑張っていただきたい、と塾生を鼓舞されました。次に、渡邊氏はインパクトがとても大切であることを述べられ、「残りの人生を豊かに生きる」、「長生きするには我儘に生きる」、「良い人と飲むのは100冊の本を読むより価値がある」といったお話しをされ、最後に「人生を太く長く生きよう」と塾生を激励されました。 牧野氏からは「一流塾は一流の講師陣と直接交流できるのが特徴だが、塾生同士が交流していくことで、社会に貢献できると思います。それぞれの人間力を磨きあげていく機会にしていただきたい」というお言葉を頂戴いたしました。 続いて木村氏からは「どうやらこの新型コロナは長引きそうです。皆さん経営においても戦略を練って頑張っていただきたい」とのお話を頂きました。 更に白石氏より、「現在大学の講義もZoomで行っているが、生徒によってはオンライン環境がないなど、コロナで日本社会の問題が浮かび上がってきています。ピンチはチャンスとして社会の在り方を考えていただき、また、一流塾には沢山の素晴らしい先輩方がいますので卒塾後は是非、縦の繋がりで仕事をしていってください」と、塾生を激励されました。 最後に黒田氏より、「私が父の会社を継ぎ、社長になってから初めて学んだのが一流塾でした。一流の講師の先生方のお話がとても勉強になり、同期の方達との懇親もとても刺激になりました。そして世界の中の日本、日本の中の私と、自分自身を意識できるようになりました。私の会社を大きくすることが、世界における日本の存在価値を高められるのではないか、と考えることができるのが一流塾です。是非一年間楽しみにしていてください」とお話しくださいました。

第13期集合写真
【福川氏による乾杯【】

懇親会では、冒頭の一柳塾長による開会の挨拶と、福川氏による乾杯の後、特別ゲストの白石氏と黒田氏の両氏から卓話を頂戴いたしました。 白石氏からは『ダイバーシティの時代』と題して卓話をいただきました。白石氏は、人口減少、少子高齢化の時代には、女性活用だけではなく、高齢者、チャレンジド、外国人など、多様性を包含した組織と多様な働き方が求められると語り、ダイバーシティ経営の効果と働き方改革の成功事例をご説明頂きました。 白石氏の卓話に続き、黒田氏より『主婦が立派な経営者?』と題して卓話をいただきました。専業主婦だった自分が、お父様の退任により、会社を継ぐことになった当時のご自身の心の葛藤や、思いなどを率直に語っていただきました。その後、主婦・女性ならではの発想を活用し、新しいことにチャレンジされた時のお話など、ご自身の様々なご経験をお話いただきました。

その後に行われた塾生による「1分間スピーチ」ではウィットに富んだスピーチが披露され、会場は大いに盛り上がりました。優秀者には塾長と先生方から、第3回特別ゲストのTBS武田会長からご提供いただいたドラマ「半沢直樹」のTシャツを含む素敵なプレゼントが贈呈されました。また、1分間スピーチ参加者全員には同じく武田会長からの「100倍返し饅頭」がプレゼントされ、塾生全員が大変喜んでいました。 懇親会の後は、一柳塾長と講師陣を囲んで2次会を行いました。一同ソーシャルディスタンスを取りながら、まじめな話から柔らかい話まで、お酒を飲みながら講師陣や集まった仲間と交流されました。

【事務局長コメント】 第13期一流塾 第4回は、一流塾の前半戦の大イベント合宿です。今回はコロナの影響で、東京メトロポリタンエドモントで、延期となっていた開塾式も同時に行われました。遠方より塾生のために顧問、講師の先生もかけつけてくださり。初めてオンラインでない会場のみの開催でしたが、ソーシャルディスタンスをとりながらも大変賑やかなものとなりました。懇親会では、塾長から「東京開催であっても毎年合宿の開催場所の中伊豆ワイナリーの気分を少しでも味わってほしい」と、中伊豆ワイナリーのワインで乾杯しました。13期初の1分間スピーチでは、皆さんキッチリ面白スピーチを披露してくださいました。優秀賞には先生方から素敵なプレゼントが贈られ、さらに第3回の特別ゲストTBSホールディングス武田会長より、7月19日からスタートのドラマ半沢直樹のTシャツと、100倍返し饅頭の差し入れをいただき、塾長や、一流の先生のきめ細やかな気遣いに塾生も大変感激していました。不自由な中にも、先生方の温かさがたくさん詰まった合宿となりました。次回は特別勉強会①です!文字通り今年だけのスぺシャルなものになるよう私たちも頑張ります!!

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