一流塾

  1. 一流塾
  2. 一柳の想い
  3. 開塾にあたって
  4. 概要・特徴・成果
  5. 年間プログラム
  6. 講師陣
  7. 開催レポート
  8. 一流塾のOB生の特徴

一流塾(第13期)第8回が行われました。

2021.01.18 更新

第8回  2021年1月14日(木)

【講師 岩田氏】

第8回一流塾は政府の緊急事態宣言発令下における開催となったため、再び会場参加とオンライン配信とのハイブリット方式で執り行いました。講師には岩田彰一郎氏(㈱フォース・マーケティング アンド マネジメント 代表取締役社長、元アスクル㈱代表取締役社長兼CEO)と八木洋介氏(㈱people first 代表取締役)を、懇親会の特別ゲストには残間里江子氏(プロデューサー、club willbe代表)をお迎えしました。また、懇親会には、講義にご登壇の八木洋介氏と一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所顧問、東洋大学総長、元通商産業事務次官)と同じく一流塾特別顧問の斉藤惇氏((一社)日本野球機構会長日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー、㈱KKRジャパン KKR Global Instituteシニアフェロー、前㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)にもご出席頂きました。

 第1部では、『デジタル・マーケティング戦略の源流』と題して岩田氏が講義を行いました。講義では激しい変化の時代では進化し続けなければ生き残ることはできないが、データの独占は大きな社会課題であり、データの民主化をすすめる上で大切なのは「三方良し」の精神である、ビックデータの活用を社会に還元していかなくてはならない、とお話しされました。また、企業理念とそのDNAについて「企業理念は経営者の意志であり、その意志をしっかりと会社のDNAまで落とし込むには、現場の成功・失敗体験を小さくても語り継ぐことである」とお話され、アスクルの経営理念を例に、「全ては『お客様のために』を第一とする、常に進化し続けるその取り組みについて熱く語って頂きました。塾生からは、「企業理念に基づき、実際に行動に移す事の大切さが分かりました。日頃の信頼関係が有事の際に浮き彫りになる。自分も自分の会社も行動で示したい」、「お客様と志を大事にした上で、商売に繋げていることに加え、社員思いの経営者であることが、講義を通して伝わってきました」といった感想が寄せられました。

【講師 八木氏】
【八木氏、一柳塾長、岩田氏】

 第2部では、『人で勝つ』と題して八木氏が講義を行いました。冒頭、グラフを見ながら残念な日本の現実と、コロナによってリモートワークが炙り出した現実をご説明いただきました。そして企業経営において一番責任があるのは「人事」であり、正解のない先が読めない時代の中では、変化と創造が必要であり、本質を掴み覚悟と勇気を持ち結果を出してゆく人がリーダーである、本物のリーダーシップとは自分らしい思いと軸、強さと良さを持ち、人や組織をリードして巻き込んで結果を出さなくてはいけない、とお話されました。そのうえで戦略人事(=人で勝つ)とは、人のモチベーションを最大限に引き出すこと、そのために目的と意義を明確に伝え、徹底した議論による適切な評価することなどを示しつつ、そして人と組織で最高のパフォーマンスを出すということであると説明されました。最後には、主役は自分であり、覚悟持って行動することが大切である、と語られました。塾生からは、「リーダーシップは、まず自分で自分をリードすること、自分の強い思いがなければ組織にいる人間は共感しない。自分の人生・経営観をもっと深めたい」「想いを持って、勝ちにこだわり、結果を残す、という力強い言葉が印象に残りました」などの声があがりました。

【特別ゲスト 残間氏
【福川氏による乾杯】

 懇親会では、冒頭の一柳塾長による開会の挨拶と、福川氏による乾杯のご挨拶を頂戴した後、特別ゲストの残間里江子氏から『新しい自分創造のために』と題して卓話を頂きました。残間氏は「感性や好奇心など内面的な部分には環境によるものと、遺伝によるものが存在する」「経営においても、子供の教育においても、できないことは一旦認めて場数を踏ませてあげることが必要」と語られ、そして「敢えてネガティブなことを言わない、傷つけない、人を信じる力をつけ、人に対して良好なディスタンスをとっていってください」とお話されました。残間氏のプロデューサーとしての幅広い人脈とのエピソードを交えたお話に塾生は引き込まれていました。

卓話の後、特別顧問の斉藤氏と講義にご登壇いただいた八木氏からも塾生への激励を交えたお言葉を頂戴し、最後にオンラインの塾生と一緒に特別顧問・講師・ゲストの先生方が記念撮影を行い会は終了致しました。

【第8回事務局長コメント】 明けましておめでとうございます。 2021年最初の講義は、緊急事態宣言の最中の開催となったため、昨年5月、6月開催と同じく、会場の人数を制限し、 オンラインとのハイブリッド形式で執り行いました。会場では15人の塾生が受講しました。 正直、「年明けからは、明るい状況になって欲しいな」と思いながら、昨年は開催してきたので、新年早々の緊急事態宣言には、事務局もへこたれそうになりましたが、 先生方のいつもと変わらない熱のこもった講義や、特別顧問の先生方の他では なかなか聞くことのできない鋭い視点のお話を頂戴し、オンラインの塾生からも 「1分たりとも聴き逃せないお話ばかりだった!」などの嬉しいメッセージをいただきました。 また、事務局にも「昨年のオンラインより格段にレベルが上がった」(笑)などの評価をいただいたり、 「こうした方が臨場感が出るのでは?」などのアドバイスも頂戴し、日々模索しながら運営している私達にとっても、大変励みになるメッセージを複数頂戴しました。 第13期もあと2回となりましたが、前向きに明るく楽しく頑張っていきたいと思います。

一覧へ戻る