一流塾

  1. 一流塾
  2. 一柳の想い
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  4. 概要・特徴・成果
  5. 年間プログラム
  6. 講師陣
  7. 開催レポート
  8. 一流塾のOB生の特徴

一流塾(第13期)第9回が行われました。

2021.02.19 更新

【塾長】

第9回 2021年2月16日(火)

第9回の一流塾では、政府の緊急事態宣言の中での開催となったため、講師の先生方、塾生いずれも会場参加とオンラインの4方向で執り行いました。講師に魚谷雅彦氏(㈱資生堂 代表取締役社長 兼 CEO)と、國部毅氏(㈱三井住友フィナンシャルグループ 取締役会長)を、懇親会の特別ゲストに小池百合子氏(東京都知事 元衆議院議員、元環境大臣・防衛大臣)をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学総長)と同じく特別顧問の斉藤惇氏((一社)日本野球機構会長日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー、㈱KKRジャパン KKR Global Instituteシニアフェロー、前㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)にもご出席頂きました。

【講師 魚谷氏】

第1部では『世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーを目指して』と題して魚谷氏がオンラインで講義を行いました。魚谷氏は冒頭、資生堂の社長就任時の覚悟を語られ、「答えは現場にあり」と自ら現場に赴き社員と向き合うことで本音の言葉を聞き出し、社員の気持ちがお客様中心にという考えに変化していった取り組みについてお話しいただき、「買い続けたい」「満足感」「信頼感」というブランド価値を高める結果となったと述べられました。続けて未来に向けた挑戦として、コロナによる生活の変化があり、化粧品を販売するのはツールであり、資生堂グループが実現したいのは、美を通じて「人々が幸福を実感できる」サスティナブルな社会を目指しているとお話しされました。また、人の心を動かすLeadershipなどについてもご紹介いただき、多様性のある組織づくり、ダイバーシティが成長をけん引するものである、とお話しくださいました。塾生からは、「個を見る、現場に立つ、人を輝かせる=やる気を引き出すということだと痛感した」、「コロナ禍だから右往左往するのではなく、次の時代のことを考え本質を見抜いているところが凄い」といった声が上がりました。

【講師 國部氏】

第2部では、『「時代の一歩先へ」~変化の時代に求められるリーダー像~』と題して國部氏が講義を行いました。國部氏は10年前に比べ、銀行来店数が3割減ったことをお話しされ、時代が直面する大きな構造変化に対してリーダーとして一歩先の方向性を示さなくてはいけないとして、7つのメンタリティを示されました。金融の未来は、銀行という形態にこだわらず、幅広くビジネスを展開しお客様のニーズに応えていく必要があり、そのためのDXやダイバーシティの推進体制についてお話しくださいました。最後に、変化に対応しないのは「後退」であり、難局でも逃げずに「正々堂々」とぶつかっていけば必ず道は拓ける、と語られました。塾生からは、「沢山の修羅場を乗り越えてこられた経験から出された7つのメンタリティは、とても参考になりました」「SMBCグループのような金融のメガチェーンが変化の激しい金融業界においてどのように変化への対応を行っているのかが分かり、大変勉強になりました」といった感想が寄せられました。

【特別ゲスト小池氏】
【福川氏による乾杯】

懇親会では、福川先生の乾杯の後、特別ゲストの小池氏から『コロナと予算(成長戦略)』と題して卓話をいただきました。オリンピックも含めた持続可能な未来に向かうための様々な政策のお話と、コロナによって露呈した日本のデジタル化の遅れに対する取り組みのお話、更に同時に知事として1400万の都民の命を守るための覚悟についてもお話しくださいました。塾生からは「本当にVisionaryだなと思いました」、「コロナ対応で東京都が何を目指し、何の目的でそれぞれの予算を設定しているのか、非常に分かりやすく、先を見た政策を考えていらっしゃることが理解できた。」といった感想が寄せられました。

卓話の後、特別顧問の福川氏と斉藤氏から塾生への激励を交えたお言葉を頂戴し、塾生からは、「福川先生と斉藤先生の経験豊かなお話を毎回聞けて本当に有難いです。」「今回も会場に来れて福川先生、斉藤先生のお話を直接聞けて良かった」という声があがっていました。

【第9回事務局長コメント】 第8回につづき緊急事態宣言の最中の開催となった今回は、塾生に加え、講師ゲストの先生も会場とオンラインでのご登壇に分かれることになり、会場・オンラインで4方向から6台のパソコンを駆使して執り行いました。初チャレンジとなる4方向オンラインでは、つなぐ講師・ゲストの先生側とも何度も打ち合わせをさせていただきました。オンラインでも先生方たちの熱気は変わらず、素晴らしい講義をしてくださり、質問も多く上がりました。 直接会場で講義を行ってくださった先生には、お会いできる嬉しさと、一流塾ならではの先生との交流がとても楽しそうでした。懇親会では特別顧問の福川先生、斉藤先生はコロナに負けず毎回塾生を激励に来てくださり、塾生からは「最近の社会情勢を深く切り込んだお話は、非常に勉強になる。先生のお話を直接聞きたくて会場に来ている」と言った声が聞かれました。 オンライン配信は毎回、緊張の連続で翌日はグッタリしてしまいますが、なんと事務局にも塾生から「一流塾のZoomの対応レベルが高く、ハイブリッド型の最先端を行っている」とお褒めの言葉をいただきました。思い起こせば昨年の4月まではオンラインなんて全く知識がなかった事務局でしたが、13期生と共に日々成長しています。 次回は、いよいよ卒塾式。塾生の一分間スピーチが今から楽しみです。

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