一流塾

  1. 一流塾
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  4. 概要・特徴・成果
  5. 年間プログラム
  6. 講師陣
  7. 開催レポート
  8. 一流塾のOB生の特徴

一流塾(第14期)第5回が行われました

2021.09.17 更新

第5回 2021年9月14日(火)

【一柳塾長】

第5回の一流塾は、前回同様全員にPCR検査を義務づけるなど厳しい対応で臨みました。講師に大山健太郎氏(アイリスグループ会長、アイリスオーヤマ㈱ 代表取締役会長)と、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所顧問、東洋大学総長、元通商産業事務次官)、懇親会の特別ゲストには安倍晋三氏(衆議院議員、前内閣総理大臣、憲法改正推進本部 最高顧問)をお迎えしました。また、懇親会には一流塾特別顧問の斉藤惇氏((一社)日本野球機構会長 日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー、㈱KKRジャパン KKR Global Instituteシニアフェロー、前㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)、一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役、元㈱LIXILグループ執行役副社長)、大山健太郎氏、福川伸次氏も講義から引き続きご出席いいただきました。

講義前には一柳塾長がキャスターを務める「一柳良雄が問う日本の未来」でも取り上げられた「18歳の意識調査」を塾生に向けてお話しされました。

【講師 大山氏】

第1部では、『ユーザーイン経営』と題して大山氏が講義を行いました。冒頭、オイルショックの経験から「永遠に継続すること」「倒産しない経営」を企業理念とし、マーケットインを経て、生活者目線のユーザーイン経営へ常に視点を変えて業態を転換してきた過程をご説明いただきました。そして「どんな環境に対しても利益の出せる経営を目指す」という経営方針のもと、業種に拘ることで良い考えが生まれてこない、「ほとんど人は市場を上から見て(プロダクトアウト)マーケットを横から見る(マーケットイン)が常にユーザー目線で下から見なければならない(ユーザーイン)」、時代の変化に対応し常に生活者目線での商品開発に取り組んでいるとお話しくださり、目先の利益に捉われるのではなく視野を広くし三方良しの精神で頑張ってほしいと塾生を激励されました。塾生からは「アイリスオーヤマのスピード感、企業としての強さの根幹を感じました」、「物事の見方を変えることの大事さと難しさを感じました。社員の方々が主体的に動くチームが素晴らしいと思いました。」などの意見が上りました。

【講師 福川氏】

第2部では『世界が変わる 企業はどうするイノベーションの新展開と世界構造の変容のなかで』と題して福川氏が講義を行いました。世界における日本のポジションを資料とともに客観的な視点でご説明いいただき、日本企業の経営の脆弱性をお示しくださりました。強い日本を作るにはイノベーション政策こそが非常に重要であり、現段階から官学民が一体的努力をし、経済を中心とした国際競争力の再強化に努めなければならないとお話しくださりました。塾生からは、「日本の国際競争力が大きく低下している状況の理解が深まりました。日々の生活では、仕事中心であり、世界における日本の立ち位置を再度認識し、改善が必要と感じております」、「福川先生の世界を見渡す広く深い洞察に感銘を受けました。リーダーは分析力を生かして大きな決断をしなくてはいけないと思いました。」といった感想が寄せられました。

【福川氏による乾杯】

【特別ゲスト 安倍氏】

懇親会では、一柳塾長による開会の挨拶ならびに、福川氏による乾杯の後、特別ゲストの安倍晋三氏から『安倍政権が目指したもの』と題して卓話をいただきました。安倍氏は、首相時代の経済政策や国の防衛問題を、リーダーとして強い信念を持って決断し実行されたことをエピソードを交えてお話くださいました。講義終了後には日本の若き経営者でもある塾生に向けて「未来は変えられる」とメッセージをいいただきました。塾生からは、「日本国のリーダーを背負われていた責任の大きさがヒシヒシと感じられた。これまでにない功績を残されていた事も多く知りました。」などの声が上がりました。

卓話の後、特別顧問の斉藤氏と顧問の八木氏のからお言葉を頂戴しました。斉藤氏からは、難しい時代に遭遇している塾生たちに向けて、ノルウェーのジレンマや、アメリカ、フランスの傭兵のお話を例に選んで行って欲しいと述べられました。

次に八木氏からは、「コロナによって経営も変化が起きてリモートとなり今までの日本の管理手法が機能しなくなった。コロナが常態化する中で日本が抜け出せなかったマネジメントの問題を突きつけられた。早いタイミングで個の自立を促し任せる形に移行していき、リーダーは共通のゴールを社員に示して組織と方向を一つにし、社員のエンゲージメントを高めること大切」とお話しされました。

その後は塾長、講師と顧問の先生方とのディスカッションと塾生からの質問タイムがあり、会場は大いに盛り上がりました。

【先生方と塾長との記念撮影】

【事務局長コメント】
9月の一流塾も緊急事態宣言の延長により、7月の合宿同様、塾生、ご登壇の先生方にもPCR検査を実施し、会場も感染対策を十分にとり、オンラインでの配信も行い開催いたしました。合宿以来、久々に塾生とご対面の塾長も日本の未来を担う若者の意識について塾生に熱く語っていただき、一柳節も全開です。今回も素晴らしい講師、ゲスト、顧問の先生方の一流塾でしか聞くことのできない「ここだけの話」に塾生も盛り上がりました。日々状況が変わる中での塾の開催に、事務局もハラハラドキドキの連続ですが、塾生の笑顔に癒されています。

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