一流塾

  1. 一流塾
  2. 一柳の想い
  3. 開塾にあたって
  4. 概要・特徴・成果
  5. 年間プログラム
  6. 講師陣
  7. 開催レポート
  8. 一流塾のOB生の特徴

一流塾(第14期)第7回が行われました

2021.11.18 更新

第7回 2021年11月16日(火)

 第7回の一流塾では、講師に一柳良雄塾長(㈱一柳アソシエイツ 代表取締役&CEO)と大西洋氏(日本空港ビルデング㈱ 取締役副社長、㈱羽田未来総合研究所 代表取締役社長執行役員、元㈱三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長)を、特別ゲストには平沢勝栄氏(衆議院議員、前復興大臣、自由民主党国際局長)をお迎えしました。また、懇親会には一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所顧問、東洋大学総長)、斉藤惇氏((一社)日本野球機構会長 日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー、㈱KKRジャパン KKR Global Instituteシニアフェロー、前㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)、一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役、元㈱LIXILグループ執行役副社長)、大西洋氏も講義から引き続きご出席いただきました。

【一柳塾長】

 第1部では、『元気と知恵の経営』と題して、一柳塾長が講義を行いました。官僚を辞めてベンチャーを起ち上げ、そこからコンサルタントと変化していったが変わらないものは「三方良し」でありSDGSも同じ理念であるとお話しされ、「基本は三方よしであり、特に世間よしが大事である。そして綺麗な花を咲かせるには良い土を作らなくてはならない。人間も同じで目に見えない要素即ち人間力がとても大事である。過去の延長線に答えはない、答えは自分で見つけ出して作るしかない。先がよめない時代には物事を見るとき大事なのは「二項動態」を全体最適の視点でみることと「遠心力」と「求心力」のような相対する要素をどう考えるか、問題の本質を見極めるには「単短表静」ではなく「多長本動」という4つのモノの見方が役に立つ」と話されました。終盤には、リーダーが共通する3つの要素として、「夢と目標を持つ」、「あきらめない心」、「人間力を持つ」が必要であるとお伝えいただき、塾生に向けて「自分の名前で仕事が出来る人になってほしい、そして自らが行動し変えていかないと世の中は変わりません。今日の講義の中の事を一つでも行動に移していってください」とお話しされました。
塾生からは、『人間として志を持つことの大事さを改めて痛感した』や、『塾長の講義は毎回メリハリがあり、大変聞きやすく鮮明に記憶に残ります』などの意見がありました。

【講師 大西氏】

 第2部では、大西氏より、『将来の顧客を見極める経営』と題して講義をいただきました。
冒頭ではご自身の経歴と、百貨店の社長を退任された当時のお話を語っていただきました。そして現在のデフレ状況の日本を将来に向けて何をしていったら良いのか」をお話しされ、「経営者として大切なことは人材とマーケティングであり、強い現場力が必要で、そこからイノベーションが生みだされていく」とお示しくださいました。更に「このような時代だからこそ、経営者としてサイエンスとアートが、クオリティーの高い意思決定をするために不可欠であり、経営者として現状の延長線にない「ミライ」を見極め判断していく、そのためには古い経済モデルや働き方から脱却し、個人も組織に埋没しないように変わることが大切」とのお話を頂きました。
 塾生からは、『アート文化という言葉は日常では聞き慣れない言葉でした想像力、他社との違いを身につけられるよう努力します』『人生のターニングポイント、戦えなかったことと語るしみじみとした実感が感銘を受けました。』等の感想がありました。

【特別ゲスト 平沢氏】
【福川氏による乾杯】

 懇親会では一柳塾長による開会の挨拶ならびに福川先生の乾杯の後、特別ゲストの平沢氏から『最近の内外情勢について』と題して卓話をいただきました。選挙制度についての問題点など先生のお考えなどを分かりやすくお話しくださり、若かりし頃の塾長とのエピソードを面白可笑しく語ってくださり、会場は大いに盛り上がりました。塾生からは、「やはり政治で上に行かれる方の惹きつける話し方やプレゼン力が勉強になった」、「古き良き時代の政治家、人間力の良さが伝わってきました。」等沢山の感想をいただきました 。

 その後は懇親会からご参加いただきました特別顧問の斉藤氏、顧問の八木氏、特別顧問の福川氏より塾生に向けてお言葉を頂戴いたしました。
斉藤氏からはCOP26の皆さんの反応はどうですかと塾生に問われ「かつて石炭を燃やしスチームの力で機械を動かし、船も汽車も石炭で動かしていた。その後石油中心の時代となりこの二つが文明を進めてきた。これがなければ電車も飛行機もなかった。いまやこれを全面否定するアグリーメントが出来ている。とんでもない時代が来たなと思うけれど、地球を大事にするためにエネルギーを変えてしまおうという大転換期にある。エネルギー問題をどう対処するか皆さんも考えてほしい」とお話しくださいました。

次に八木氏より「ジョブ型」と「管理型」人事について『かつて日本は「メンバーシップ型」だったが今や日本の企業は全部「ジョブ型」にしようとしている「ジョブ型」を皆が行ったら差別化できない。本屋で売られているコンサルタントの書籍に頼らず、どうか自身の企業にあったポジションベースの人事をお勧めする』とお話しくださいました。

福川氏からは、「岸田内閣は成長と分配の好循環といわれているが、イノベーション力を高めることが先決で、イノベーションを高めれば分配も多くなる。企業がイノベーションの担い手です。イノベーションを推進努力していくことが日本の緊急課題だ」と述べられました。

その後は各班に先生が分かれ、塾生と懇親を行っていただきました。塾生も先生方の貴重なお話を聞こうと身を乗り出して沢山の質問をしながら交流していました。

 懇親会後、2年ぶりに少人数で開催した塾生有志による塾長を囲む放談会では、塾長と裃脱いだ交流がつづきました 。

【事務局長コメント】
第14期一流塾も第7回目となり、塾生たちも非常に積極的で、講義後の質疑応答では、次々と質問が飛び出し、懇親会で引き続きの質問を行うなど、貪欲な姿勢が見られました。
懇親会では、前復興大臣平沢勝栄先生がご登壇され、高い志を持ちつつ気さくな人柄に、塾生たちは一気に引きつけられ、ファンとなっていました。懇親会からご参加の特別顧問、顧問の先生方のお話も大変素晴らしく皆さんが考えていかなくては日本は良くならないと、仰ってくださっているようだなと感じこれぞ一流塾で学ぶ塾生達の使命だなと思いました。
コロナでずっと中止していた放談会も、2年ぶりに人数を絞った上で復活開催しました。少人数とは思えないほどの盛り上がりで、一柳節も健在でした。今回キャンセル待ち多数で参加できなかった塾生の皆様、次回もチャレンジしてください。
次回の例会は、年明けの1月となりますが、その前に、12月には、現役生とOB生が参加する合同忘年会です。皆様、楽しみにしてご参加ください。

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