一流塾

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一流塾(第14期)第10回・卒塾式が開催されました

2022.03.13 更新

第10回 2022年3月10日(木)第14期 一流塾 卒塾式

【斉藤氏】

2021年4月開講の第14期一流塾は、この第10回が最終回です。第1部の講義では、斉藤惇氏(一流塾特別顧問、(一社)日本野球機構会長 日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー、㈱KKRジャパン KKR Global Instituteシニアフェロー、前㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)が『経営改革』と題して、講義を行いました。世界と比較しながら日本が置かれている状況を様々なデータをもとに年金、国家予算、国債の実情などを分かりやすくご説明いただき日本企業の経営問題をご指摘いただきました。塾生からは「斉藤先生のお話にはいつも視座を上げられます。高い視点と広い視野で世の中を見つめようと思います。」、「斉藤先生のお話はいつも世界の中の日本の“地位”、“遅れ”に対する危機感を共有でき、心が燃える思いです。」といった声が上がりました。

講義後には、第14期一流塾の卒塾式が開催され、一柳塾長、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学総長、元通商産業事務次官)、第一講義から引き続きご参加いただいた一流塾特別顧問 斉藤惇氏、一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役、元㈱LIXILグループ 執行役副社長)からご祝辞を頂戴いたしました。

はじめに一柳塾長より、来期の一流塾は66才の大学教授でベンチャー起業家が入塾します。66才であっても新しいことにチャレンジする姿勢、関心を持って入ってくれることは素晴らしいと思っています。1年間沢山の事をお話してきましたが、一言でいうと「多長本動」、多面的な視点で、長期的に本質を見極め、動態的に日頃から経営者はこの視点を持っていくことが大事です。そして今世界ではSDGsの時代です。皆さんには「プラスチック人間」にはならないで、「鉛筆人間」になってほしいと思います。プラスチックは瓶(敏)でも缶(感)でもない。世の中に疎い人。鉛筆は中に芯(心)があって周りに木(気)を使っている。思いやりのある人そんな人になっていってください。一流塾でホンモノに触れ、ホンモノを知って、良いところを盗んで、ちょっと自分磨きして近づいていったと思う。これからは、ホンモノを持った人と切磋琢磨して頑張っていってください。世の中暗いことが多いが、1回しかない人生、経営者は強い想いを持って、明るく楽しく生きていってください。活躍を期待していますと述べられました。

福川氏からは、元プロ野球の野村監督の語録を引用され、「“勝ち”に不思議な勝ちあり、“負け”に不思議な負けなし」とお話しされ、失敗した際は準備が足らない事が多いDSA(データガバナンス、スマートシンキング、アジャイルアクション)が大切で楕円の発想を持ち、情報をどこで取るかが大事になってくるので一流塾の同期の横と先輩の縦の繋がりから最適な答えを出していってほしい。皆さんの活躍が日本の発展に繋がります。大いに期待していますと述べられました。

そして斉藤氏からは、今ブラックスワンが2羽飛んできました。コロナとロシアのウクライナ侵攻です。表面だけではなく色々なことを視差することが大切です。人を頼っていたら最後は自分は助かりません。自分の体も心も考え方も大切にしていってほしい。利己主義ではなく結果溢れるものは社会に還元していく、まず自らが豊かになることが大切とお話しされました。

 また八木氏からは、世界で起こっていることは決して好ましい事ではないがこの時に卒塾を迎えたことは忘れないと思う。今の気持ちを忘れないでほしい。そして努力は嘘をつくかつかないか。私はひょっとしたら嘘をつくかもしれないと思います。しかし努力をしない人には何もめぐりくることはないと思う。明るい未来を信じて今日までやってきた努力を続けていってほしい。これからの人生教わるのではなく自ら気付いて学び取るという精神が大事ですと塾生を鼓舞されました。

講師陣のご祝辞の後卒塾証書授与が行われ、一柳塾長から塾生代表の金子高一郎氏(カインズ㈱ 代表取締役社長)へ修了証書が授与されました。その後、金子氏が答辞を読みあげ、一柳塾長はじめ講師・特別ゲストの先生方への感謝、この1年間の一流塾での様々な学びや、今後の更なる成長と未来への貢献への決意などを、想いのこもった言葉で伝えられました。

卒塾式の後には懇親会が開かれ、これまでの学びや交流の想い出、経営者としてさらに成長したいという強い意欲など、互いの想いをぶつけ合い、講師陣も一緒になって熱心に語り合う場となりました。福川氏による乾杯のご挨拶に続き皆勤賞の表彰があり、一柳塾長から世界で一つの“一柳ワイン”が皆勤賞の31名に贈呈されました。今年はすべて会場で出席された「完全皆勤賞」の発表もあり、一柳塾長直筆の「多長本動」の色紙が13名の方に授与されました。

引き続き、皆勤賞の中から第14期のOB会委員3名の選出が行われ、河野氏(薬糧開発㈱代表取締役社長)、恩田氏(㈱リブインコンフォート 代表取締役)、西中氏(㈱MIRAI 代表取締役)が、満場一致で選ばれました。檀上にあがった3人の委員は、卒塾後も第14期生の交流を盛り上げることを誓い合いました。

また、一流塾士会(OB会組織)のメンバーも懇親会に参加され、塾士会会長の石井氏(㈱石井鐵工所 専務取締役)から、塾士会の活動のご紹介や今後の予定、入会のご案内などを、ユーモアを交えて現役生に伝えられました。その後、ご参加のOB生のご紹介がありました。

続いて、塾生による1分間スピーチが行われました。いずれの塾生も1年間の感想や学んだこと、今後の抱負などについてジョークを交えて語り、そのユーモアに溢れたスピーチに会場が笑いに包まれました。更にスピーチ優秀者には、先生方より直筆の色紙や商品をいただき選ばれた塾生は大変感激していました。

【事務局長コメント】 第14期の卒塾式が無事に終わりました。思えば、昨年4月、緊急事態宣言で始まり沢山の制約がある中で、頭も身体もフル回転で駆け抜けた気がします。 卒塾式で総代の金子さんの答辞を聞きながら、夏の合宿や2回しか出来ませんでしたが放談会での塾生の笑顔やまた、コロナ禍でも、一流塾を盛り上げようとしてくださった、特別顧問、顧問、講師、ゲストの先生方、日々安全を確保するために駆け回ってくれた事務局、多くの塾士会の皆様からの励ましを思い出し、感謝でいっぱいになりました。ご祝辞をいただいた塾長、先生方のお言葉も、本当に素晴らしいものでした 14期の皆勤賞は31人!過去最多です!みなさんこの学びと、経験を今後も是非活かしてください!卒塾おめでとうございました。

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