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2021年1月27日 当社CEO一柳が「慶應義塾大学医学部発ベンチャー・サミット」で講演を行いました。

2021.01.29 更新

2021年1月27日、慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会とあずさ監査法人の共催により「慶應義塾大学医学部発ベンチャー・サミット」がオンラインにて開催され、当社CEO一柳が同サミットの特別講演の講師として招かれました。同サミットでは慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会代表で株式会社坪田ラボ 代表取締役社長の坪田一男氏、慶応義塾大学 常任理事 國領二郎氏による講演、その他、慶応大学医学部発ベンチャー企業13社によるビジネスピッチも行われました。最後にはオンラインによる名刺交換会も開催され、一柳はオンライン越しに既に起業している慶應医学部OBや今後起業を考えている慶應医学部生などと交流の機会をもちました。

 坪田氏の同サミットの開会の挨拶の後、一柳が「ベンチャーで人生を面白く」と題し、講演を行いました。まず冒頭、一柳が官僚を辞めて天下りせずに自らベンチャー企業を立ち上げた時のエピソードやベンチャー企業への投資などで苦労した経験を披露しました。そして、自らも役人時代はそうだったと前置きしながらも「勉強で得た知識だけではダメであり、現場で実際に体験することで『知識』を『知恵』に変えること」、また、体験としては「3つの場(修羅場・土壇場・正念場)の経験が大事である」と説かれました。

そして「現在はコロナ、デジタル化、更に最近ではグリーン・トランスフォーメーションなどの言葉に代表されるように先が見えない時代、もう過去の延長線上には答えはない時代であり、これを試練と捉えるか、チャンスと捉えるかでベンチャーの成否が分かれる」と語られ、「答えがないからこそ自由になんでもできる、スピード感のあるベンチャーにとってまさにチャンスの時代である」とお話されました。また、自身がベンチャーに関わって学んだベンチャー企業の3つの強みについて大企業と比較しながら説明するとともに、「事業の目的・人生の目的・社会との係わりへの考えがしっかりしており、近江商人の三方良し(売り手良し・買い手良し・世間良し)の精神をもつベンチャー企業には応援団がつき、事業も継続するようになる」、「特にヘルスケアでは日本の遅れがひどいため、発展の可能性は非常に高い」とお話されました。

次に、成功しているベンチャーの経営者の三つの特徴について説明されました。まず一つ目の特徴としては夢や目標、強い思いを持っていること、二つ目は日々コツコツ努力する頑張りと知恵をもっていることを挙げました。知恵については「専門分野だけではなく、そこから少しはみ出でてハイブリッドを行うことが極めて大事である」「その積み重ねがイノベーションを起こすことにつながる」と具体的な事例を交えながら語られました。三つ目の特徴としては人を惹きつける高い“人間力”をもっていることを挙げ、エピソードを交えながら人間力とは何かを説明されました。

加えて、一度限りの人生をどう生きるのか、自身の夢を実現するための時間の使い方についての考え方をお話されるとともに「明るく、楽しく、面白く生きた方がよい、そうすればいい人が大勢集まってきて情報が集まるようになる、疲れなくなる、これが人生ではとても大切」と語られ、最後は「成功の反対は何もしないことである、失敗は成功への学びである、是非皆様も一歩前へ出てみてください」と受講者を激励し講義を締めくくりました。

受講者からは、「熱意とビジョンを高くもち進んで行くことが大事だと改めて認識した」「大変分かりやすく、いい刺激になった」といった声が上がりました。

あずさ監査法人の大塚専務理事の閉会の挨拶の後に開催されたオンライン名刺交換会では一柳と同じミーティングルームに入った医学部生や慶應医学部発のベンチャー企業の経営者などとの交流が図られました。オンライン慣れしている一柳の姿を見た会場の方々からは驚きの声が上がっていました。

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